「尊重し合える結婚とは」をテーマに、
3回にわたって
結婚生活で大切にしたいことをお伝えしてきました。

第1回では、「夫婦なら何でも話すべきは本当?」
信頼とは、すべてを知ることではなく、
相手のペースを尊重することでもあるのではないか。

そんなお話でした。

第2回では、「話したくなるまで待つという愛情」
相手を大切に思うからこそ、つい答えを求めたくなることがある。
けれど、話すかどうか、いつ話すかを決めるのは本人。
相手のペースを尊重し、
話したくなるまで待つことも愛情の一つではないか。

そんなことをお伝えしました。

そして今回が、このシリーズの最後です。

最後は、「夫婦になっても、一人の人間として」
というテーマについて考えてみたいと思います。


結婚すると、相手との距離は近くなる

結婚すると、一緒に過ごす時間が増えます。
生活を共にし、嬉しいことも大変なことも
分かち合うようになります。

だからこそ、相手は人生で最も近い存在の一人になる。
それはとても素敵なことです。

でも、どれだけ親しい関係になったとしても、
忘れてはいけないことがあります。

それは、相手は自分とは別の人間である
ということなんです。

親しいことと、自由に踏み込んでいいことは違う

夫婦になると、
「夫婦なんだから」
「家族なんだから」
という言葉を耳にすることがあります。

もちろん、夫婦だからこそ話し合うべきこともありますし、
支え合うことも大切です。

けれど、その言葉がいつの間にか、
「相手の気持ちは理解できて当然」
「相手のことは何でも知っていて当然」
「自分の考えに合わせてほしい」
という思いにつながってしまうことがあります。

相手には相手の考えがあります。
相手には相手の感じ方があります。

そして、相手には相手のペースがあります。

親しいことと、
自由に踏み込んでいいことは同じではありません。

近い存在だからこそ、
相手を一人の人間として尊重することが大切なんだと思うんです。

愛情とコントロールは違う

相手を大切に思うからこそ、
「こうしたほうがいいのに」
「どうしてわかってくれないの?」
と思うことはある。

それは誰にでもある自然な気持ちです。

でも、その気持ちが強くなりすぎると、
相手を変えようとすることにつながる場合があります。

相手の考えを変えたい。
相手の行動を変えたい。
相手に自分の安心を与えてほしい。

そんな気持ちが積み重なると、
愛情のつもりがコントロールになってしまうことがあります。

愛情とは、
相手を自分の思い通りにすることではありません。

自分とは違う考え方や価値観があっても、
「この人はそう考えるんだね」
と受け止めること。

それもまた、愛情の一つの形なんです。

尊重とは、お互いを一人の人間として見ること

「尊重」という言葉はよく使われます。
でも、その本質は案外シンプルなのかもしれません。

それは、
相手を自分とは別の一人の人間として見ること。

そして同時に、
自分自身も相手とは別の一人の人間として大切にすること。

夫婦になると、
つい「二人でひとつ」という感覚になりがちです。

けれど、結婚しても相手は相手です。
相手の考え、気持ち、価値観があります。

そして自分にも、
自分の考え、気持ち、価値観があります。

どちらかが我慢して合わせ続けることでも、
どちらかが相手を思い通りにしようとすることでもなく、
違いを認めながら共に歩いていくこと。

それが、尊重し合う関係なんだと思うんです。

おわりに

結婚は、一つになることではありません。
違う人生を歩んできた二人が、
一緒に人生を歩いていくこと。

だからこそ、
相手は自分のものではありません。
そして、
自分も相手のものではありません。

お互いが一人の人間として大切にされること。
お互いの気持ちやペースが尊重されること。

その積み重ねが、
安心できる結婚生活につながっていくんです。

私は、
「尊重し合える結婚」とは、
相手との距離をなくすことではなく、

近い存在だからこそ、
お互いを一人の人間として大切にし続けることだと
思っています。


3回にわたってお届けした
「尊重し合える結婚とは」
いかがでしたか?

幸せな結婚は、
相手の条件やだけではなく、
自分を知ることから始まります。

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自分を知りたいと思った方は、
ぜひ無料相談をご利用くださいね。