幸せな結婚生活を叶えるために、婚活中から知っておきたいこと
【第10回最終回】幸せな結婚生活は、今日から育てていける
ここまで、この連載を読んでくださり、本当にありがとうございました。
この10回を通して、私が一番お伝えしたかったことがあります。
それは、幸せな結婚生活は、
運命の相手に出会えた人だけが手にできるものではない。
ということです。

「誰と結婚するか」だけでは、幸せは決まりません
婚活をしていると、
「早く理想の相手に出会いたい。」
「この人なら幸せになれるだろうか。」そんなことを考えるのは、
とても自然なこと。
もちろん、
お互いを尊重し合える相手を選ぶことは、とても大切です。
でも、フロムは私たちに、
もっと大切なことを教えてくれました。
それは、
幸せな結婚生活は、「誰と結婚するか」だけではなく、
「どう愛し、どう関係を育てていくか」で大きく変わる、ということです。
結婚はゴールではありません。
二人で人生を歩み始める、新しいスタートです。
愛は「してもらうもの」ではなく「育てるもの」
この連載では、
「配慮」「責任」「尊重」「理解」という、
フロムが語る「愛する技術」の4つの要素をご紹介してきました。
どれも、一度できるようになれば、終わりではありません。
人生には、思いがけない出来事がたくさんあります。
仕事が忙しくなる時期もあります。
子どもが生まれることもあります。
親の介護が始まることもあります。
年齢を重ねれば、お互いの考え方も少しずつ変わっていきます。
だからこそ愛とは、
その時々の相手を知ろうとし、
その時々の自分とも向き合い、
関係を育て続けていくことなんです。

私が、この結婚相談所を始めた理由
私はこれまで、長年にわたり
夫婦問題に悩む多くの方のご相談をお受けしてきました。
その中で、何度も思ったことがあります。
「もっと早く、夫婦は我慢してこそ
成り立つものではないと知っていたら。」
「もっと早く、自分の気持ちを
押し殺すことが思いやりではないと知っていたら。」
「もっと早く、お互いを尊重し合うことが、
幸せな結婚生活の土台なのだと知っていたら。」
そう感じるご夫婦が、本当にたくさんいらっしゃいました。
私自身も、かつては
「夫婦なんてこんなもの」
「家庭を守るためには我慢するしかない」と
思い込んでいました。
でも今はもう、そんな考え方で
幸せな結婚生活は築けません。
これからの時代に必要なのは、
どちらか一方が我慢する夫婦ではなく、
お互いを一人の人間として尊重し合い、
一緒に関係を育てていく夫婦ではなんです。
そして、私自身も長い間、
夫婦関係に悩んできた一人です。
だからこそ、結婚してから学ぶのではなく、
婚活中から、
「どんな人と結婚したいか。」とともに、
「どんな夫婦になりたいか。」を考えてほしい。
そんな想いから、この結婚相談所を始めました。

あなたに、お願いがあります
もし、これから婚活を始めるなら。
もし、今まさに婚活を頑張っているなら。
条件だけで相手を探さないでください。
「選ばれること」だけを目標にしないでください。
まずは、
自分はどんな人生を送りたいのか。
どんな夫婦になりたいのか。
その答えを、ゆっくり探してみてください。
そして結婚したあとも、
「今日、自分にできる思いやりは何だろう。」
「相手が安心して過ごせるために、自分にできることは何だろう。」
そんな小さな問いを持ち続けてください。
その積み重ねが、一年後の夫婦をつくります。
十年後の夫婦をつくります。
そして何十年後かに、
「この人と人生を歩んできてよかった。」
そう思える夫婦をつくっていくんだと思います。

最後に
愛は、特別な才能ではありません。
どちらか一人が頑張り続けるものでもありません。
相手を思いどおりにすることでもありません。
相手は、自分とは違う一人の人間です。
だからこそ、お互いを尊重し、
「今、自分にできることは何だろう。」
「どうすれば二人が心地よく暮らしていけるだろう。」
そんな問いを持ち続けながら、一緒に歩んでいくこと。
それが、愛を育てるということなんだと、
私は思っています。
幸せな結婚生活は、特別な才能ではありません。
二人で関係を育て続ける姿勢によって築かれていくものです。
家族にとって「帰りたい」と思える場所は、
立派な家でも、
特別な暮らしでもありません。
お互いを尊重し、
「おかえり。」と笑顔で迎え合える関係です。
そんな居場所は、一日でできるものではありません。
毎日の思いやりや対話、小さな積み重ねの中で、
少しずつ育っていくものです。
あなたがこれから出会う大切な人と、
そして、未来の家族と一緒に、
「帰りたい」と思える居場所を育てていきませんか。
私は、そんな幸せな結婚生活を、
一組でも多くのご夫婦に届けたいと心から願っています。


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